スクラム祭り大阪トラックに参加しました!
- やまのうち ずん太郎
- 12 分前
- 読了時間: 4分
おおきに〜大阪難波のジュリアンナです〜
スクラム祭りの大阪トラックに参加してきたので、その感想を書きたいと思います。
オープニング
オープニングのズームインはめちゃくちゃ面白かったですね。
大阪会場は20万15人程度で実施したのですが、電波の調子が悪く、動画を放映しつつ15人はSansan大阪支店様のオフィスで聴講しました。
大阪の特大ネタで爆笑をかっさらう予定だったのですが、他の地域もなかなか特色があり、拮抗したバトルだったと思います。
XP祭りのキーノート
XPの源流やKPTなど、天野さんご自身の経験や、コミュニティを通しての学びをわかりやすく解説してくださるセッションでした。
入口の入口の入口レベルですが、私もXPの価値観やコンセプトなど、学んでいきたいなと思いました。
スクラムマスターの成長記録: Co-Active Coaching®との出会いがくれた「自分への尊敬」と「勇気」そしてチームへの「信頼」
参加したかったのですが、裏で友人の友人のやまずんの発表があったので、聞けませんでした。
私も先日コーチングスクールを卒業したばかりなので、とても気になる内容です。
必ず動画を見ます。
ステークホルダーはどこにいる?スプリントの外に潜む虎を探せ
いい感じのセッションでした。
私はプログラマーではありませんが、テストマネジメントやプロジェクトマネジメントに関わっているため、こういったステークホルダーマネジメントの重要性は身に染みて感じています。
このセッションは、ステークホルダーを識別するだけにとどまらず、より具体的にアプローチする方法について示唆を与えてくれる内容だったと思います。
でも、結果「いい感じにする」ことが肝要らしいですね。
もうひとつ、示唆に富むと感じたのは、「ビジョンの共有」という点です。
日本的品質管理における「品質」とは、さまざまな表現ができますが、「顧客志向」と言い換えることもできると思います。
そんな中で、単に機能を作るだけでなく、その先のビジョンまで理解し、ステークホルダーと共有することに、私は品質管理の片鱗を感じました。
見過ごさない誠実さ — アクティブバイスタンダーとIntegrityが支えるアジャイル文化
アクティブバイスタンダーという言葉は初めて聞いて、とても共感しました。
そして、たとえ目に見える行動に出なくても、様々な抑圧やハラスメントに立ち向かうことができるのだと、解像度高く理解できる素晴らしいセッションでした。
Integrityという言葉はJSTQBにおけるテストエンジニアの倫理規定にもあり、私自身、とても気に入っている概念です。
これらを結びつけつつも、聴講者の方に配慮しながら発表されるakiさんの発表に、「さすがだなあ」と感じました。
もう一つこの発表からの学びは、アクティブバイスタンダーについてです。
それは「目立たない行動を賞賛しよう」という気持ちです。
何かに対してすぐに抗議ができなくても、それとなくケアする姿勢は、なかなか目立つものではありませんし、自分自身が行動としてできないかもしれません。
ただ、そうした行動を見かけたときに、その人を賞賛して「よかったですね」と伝えるだけでも、世界がほんの少し良くなるきっかけになるのではないかと思いました。
5年間ぐらいスプリントレトロスペクティブで「+/Δ」しかしてないので、あらためて良いのか悪いか考えてみる
+/Δへの愛を、その考案者と思われる方の前で発表するという、シュールな光景でした。
おおひらさんは5年くらい同じ手法を使っていることに対して、ほんの少し疑念を持ちながらも、それでも前向きに今の手法を選択し続けているとのことでした。
私はこの姿勢に深く共感しました。
たびたび私は「状況やチームに合わせて違うふりかえり技法を使う」という発言をします。
しかし、そう発言する私自身も、おおひらさんが自身のやり方に抱いた葛藤と同様に、自分自身への欺瞞を感じることがあります。
それは、「手法にとらわれることで本来なすべき問題解決や改善に集中できていないのでは」という点です。
おおひらさんは、+/Δというシンプルな手法を使い続けることで、チームのレトロスペクティブの技術や練度を上げることを選択している、という趣旨の発表をされたと理解しています。
そして手法に愛はありつつもこだわるつもりはないとのことでした。
これこそがあるべき姿だと私は思いました。
ふりかえりはそれ自体が技術としておもしろいし、様々な手法を使うことも楽しいですが、レトロスペクティブを通して、チームが問題に向き合える状態を作るという本質的な目的を見失わない姿にとても感銘を受けました。
その姿勢を見習うために、私はおおひらさんを持ち帰りました。
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