Running Lean の著者が参加されるとのことで、見てきました。
話の基本はリーンキャンパスを使って顧客が本当に必要なものを導き出すこと、という話で、有名なドリルとそのドリルで開けた穴の話です。
ソリューションであげた項目がイノベーターバイアスが悪い方向に向いて、他のエリアに悪い影響を与えるというのは、なるほどとは思いました。
製作・製造している側がいいものと思って考えたものが、バイアスがかかっていいものしか見えなくなるなどですね。
そういう意味で、テスト要求分析で利用する CIBFW とかを組み合わせて、ソリューションの結果がどのように影響するのかポジティブだけではなくネガティブもそろえて考えるというのは納得できるものです。
っていうか、この CIBFW を考慮することを考えた西さんがすごいとは思う。
さすがに来日してのセミナーだったせいか、質疑応答が多めで面白かったが、やはり時間が短い。
気になったのは顧客の意見を聞けない状況で、このリーンキャンパスを書けるのか?という質問があったのだが、パッケージ製品はまさしくその通り。
ペルソナを使えってことなんだけど、これまたペルソナの定義も難しいので悩ましいところ。
ドリルの話ではないが、顧客の真の要求・欲求をみつけるペルソナに近づけないと明後日の方向にいくよねって思ったしだい。
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