QAのプロとプロのQA
- やまのうち ずん太郎
- 3月20日
- 読了時間: 2分
こんばんわ、やまおかずんごろうです。
この記事では、「QAのプロ」と「プロのQA」という2つの概念について考察します。
言葉遊びのように聞こえるかもしれませんが、実際には異なる専門性を持ち、異なる役割を担っています。
プロとは
プロとは、職業として対価を得て業務を遂行することを指します。ここでは、金銭の授受、あるいは職業として実施しているかどうかで判断します。
QAとは
QA(Quality Assurance)は、品質保証という活動全般を指す場合と、QAエンジニアという職種を指す場合があります。
この違いが、「QAのプロ」と「プロのQA」の違いにつながります。
QAのプロ
QAのプロとは、QAという活動をプロとして行っている人を指します。QAの解釈は様々ですが、ここではQAをその組織における品質保証の定義や解釈と同じととらえます。つまり、個別で定義されるものであり、相対的なものであるということです。
QAのプロは、この活動に対してプロフェッショナルとしての意識を持ち、常に知識とスキルを向上させようと努力します。たとえQAエンジニアという肩書を持たなくても、品質保証という活動に責任と情熱を持っている人がQAのプロと言えるでしょう。
プロのQA
プロのQAとは、QAエンジニアという職種のプロフェッショナルを指します。QAのプロとの違いは、QAエンジニアという立場に重点を置いている点です。
例えば、QAエンジニアがテストだけでなく、ピープルマネジメントやセールスマネジメントなど、QA以外の業務を担当する場合もあります。
このような場合、組織によってはQAエンジニアであってもQA活動を行っていないとみなされることがあります。彼らはプロとしてQAエンジニアの役割を担っていますが、QAという活動そのものを行っているわけではないという複雑な状況になります。
プロのQAとQAのプロが混同される
現状のQA関連の求人などでは、これらの2つの専門性が混同されていることがあります。同様の状況は、ソフトウェア開発者の求人でも見られるかもしれません。
個人的には、どちらの立場も重要だと考えています。しかし、QA活動に専門性を置くか、QAエンジニアという職種に専門性を置くかによって、目指すキャリアや達成したい目標は変わってきます。
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