品質文化って?
「語る葛飾」というイベントで品質文化について語ってみました。
そこで、1つの結論が見えてきました。(蜃気楼かもしれません)
品質文化とは「ものつくりをする、とある組織 (コミュニティー) を存続するためのコミュニオン。そして、そのコミュニオンに働くオートノマス」では?
というところに至りました。
なかなか難しい言葉ですよね。私もちゃんと理解できているわけではありませんが、ホロンという理論で説明をしていました。
ということで、私の思考を整理するために書きました。
ちょっと時間があいてしまいましたが、私の脳が Z80 程度の処理能力のため
理解・咀嚼するのにものすごく時間がかかります
まとまりがないですが、自分の思考を整理するつもりで書いています。
※) 勉強中ですが、あくまで私の理解範囲です。
品質文化という話であがっていましたが、一旦以下の内容を書きました。
いろいろと反応していただいたのもありありがとうございます。
私の認識・認知なので賛成・反対よりも、皆さんがどのように考えてらっしゃるかを知り他です。
文化の良し悪し
まず、「文化」ですが、これって良し悪しあるんでしょうか?
もちろん、なかには拒絶反応を示すものもあります。ただ、これは良し悪しとは違う気がしています。
良し悪しというより、合う合わないという反応になるかと思います。
これが前提になるので、前置きとしておきます。
品質って?『よい』品質とは?
当たり前なことを言いますが、「顧客に喜ばれる」とかいいますよね??
でも、人によっては、「お金が稼げるもの (利益率が高いもの) が品質がいい」という人もいるかもしれません。
もしかすると、「社会を平和にするもの」というのもあるかもしれません。
はたまた、「俺がかっこいい&かわいいと思うもの」という人もいるかもしれません
こちらで mark さんがお話しされていましたが、企業(組織)理念に含まれるものだと
言っていました。
まさしく、そのとおりだと思います。
ものつくりをするときに、一人(個)であれば、一人 (個)だけの理念だけで品質の
文化となると思いますが、企業は複数の人が集まっていますので、必然として
コミュニティが発生します。
ここで、一定の組織(コミュニティ)ができると、そこからコミュニティの文化が始まってきます。
このコミュニティにかかる力をコミュニオンといい、これが文化の始まりになってきます。
人(個) は、それぞれ「個」であり続けようとする力「エージェンシー」も働きますが、組織で成果を出すということで、それはいったん置いときます。
コミュニティに働く力
このコミュニティにかかる力をコミュニオンといい、これが文化の始まりになってきます。
エージェンシー (個であろうとする力) の一部は、コミュニティに組み込まれて行きます。
このコミュニティのコミュニオンを形成するにあたり、4つのことがあるとのとのでした
・仲間感
・ルール (既存のやるべきこと)
・新しいこと(キラキラ・ドキドキ・ワクワク感)
・主導(やりたいことへのリード・コミットメント)
仲間感
仲間感は、飲み友達を連想してもらえればいいと思います
これだけだと、ただ集まるだけなので文化は生まれませんし、個の文化が近づいただけです。
でも、仲間は重要で、思考・目的など同じ方向を向いていることは重要です。
友達感はとても重要で、仲間感がなければ遊ぶ・学ぶことも一緒にしようとは思いません。
ルール
、組織でモノを作るときには一定のルールが必要になってきます。
コーディング規約だったり、もっと低レイヤーとしては朝9時に出社してねとかあります
集まって作業するためには、一定のルールがないことにはバラバラになってしまいます。
新しいこと
新しいこと(キラキラ・ドキドキ・ワクワク感)
キラキラ・ドキドキ・ワクワクだけじゃないですが、コミュニティには一定の新しい概念・ものごとが必要です。
※) 次に書くカルチャーショックをうけるためにも。
拒絶反応もあるかもしれませんが、一定の燃料が必要です。
主導力
そして、主導(やりたいことへのリード)ですが、良い意味でのリーダーシップは必要です。
車輪を動かすことのできるパワーです。
おそらく一番熱意がある人、やりたい人などが、我先に実施していく人です。
(悪いように働くと、ワンマンになるのはあります)
これらの 4 つが絶妙なバランスで働いてコミュニティーが発展していきます。
バランスが崩れたとしてもコミュティが存続する場合がありますが、バランスが崩れると
人(個)がコミュニティから外れていく現象となるかと思います。
文化にあわなかったという状況です。
文化になじめない人は去る・なじめる人がやって来るという単純な話です。
つまり、会社(組織)から去っていくことになります。
自分たちの文化を認識するには?(ヤックデカルチャー)
文化って認識しようとすればするほど、わけわからないというか見えなくなると思っています。
じゃぁ、どうすればいいのか?
その方法の一番はカルチャーショックを受けることです。
ほかの組織のやり方・生活などを覗いて、「あれ、自分たちと違う」というのを感じることです。
自分たちのプロダクト・サービスの品質とは?どうしたいの?
ということで、自分たちがやっているプロダクト・サービスの品質はとはなんでしょう?
何を大事にしていますか?
個の考えていること・思考していることを共有してみましょう。
共感するところ、しないところはあると思います。
もしルールがあれば、なぜルールがあるのか、どうして生まれたのかなども感がえてみても
いいと思います。
※) それぞれの人(個) が考えている理由も違っているかもしれません
私は当たり前のように9時前に出社していますが、その理由も考えてもいいかもしれません。
成果出すだけであれば、別に出社しなくてもいいし、1日1時間働いて成果を出せる人もいるかもしれません。
コミュニケーションを取りやすく、健康状態・生死確認とかあるかもしれません。。。
文化がなぜ必要なのか?
簡単にいうと、何か物事をするのに「コスト(経済面だけじゃなくコミュニケーションなど)」が爆安になるからです。(と、いったんそういう結論になりました)
逆に言うと、文化がないとどうなるのか?
前回の話ですが、生活するうえで「家にあがるときに靴を脱ぐ」という動作でこれが文化になっていないと、非常に面倒なことになります。
イチイチチェックポイントで確認事項が増えたり、ふりかえりで確認して改善活動したりとかでコストが膨大になってきます。
これが、文化になったらどうでしょう?
何も言わなくても、聞かなくても、空気を吸うように靴を脱ぎますのでコストは爆安です。
企業理念を実現するプロダクト・サービスの品質を実現する思考・行動が文化になっていると、(様々な) コストがさがっていくということです。
余談ですが、「語る葛飾」では祭りの話が挙がっていました。
伝統文化ではありますが、祭りをするときに、役所に届け出で、いちいち理由をつけたり、確認をしたりしないですよね?
コロナ化で、いったんお祭りが中止されてしばらくたつと、文化が崩壊して、祭りの開催自体も面倒なことになるということがありました。
私の解釈
一人では到底できないものを、組織(チーム) で対応していくが、(一定の)同一目標を達成するためにコミュニティが出来る。
そのなかで以下の4つのバランスがコミュニオンとなり、そのコミュニオンに働くオートノマスが動き始め、なにかしらの文化ができる。
・仲間感
・ルール (既存のやるべきこと)
・新しいこと(キラキラ・ドキドキ・ワクワク感)
・主導(やりたいことへのリード・コミットメント)
文化になっていくと、低コストでコミュニティを維持することが出来て効率化される。
コミュニティ自体を大きくして大規模なものを実施していくためには低コストで実現したいのは、当たり前だのクラッカー
※) これ大事w
文化には「良い悪い」ではなく「合う合わない」が存在し、合わなければ人は去っていく。
「品質文化」とは、企業理念を実現するためのコミュニティ (要するに会社です) を存続するためのプロダクト開発で自然とやっていくこと。
自然にやっていなければ文化までにはなっていない。
というところにたどり着きました。
よい品質文化と共にあらんことを
May the Quality Culture be with you
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